さて。
買いました。
空前のフィルムカメラブームが来ている我家ですが、フィルムの一眼レフってやっぱり面白そうじゃない?なんて思いまして。
いろいろ価格や機能と相談した結果、こちらのCanon NEW F-1を購入しました。
Canonロゴを見てお分かりかと思いますが、かなり古い機種でこちらの一眼レフカメラの発売は1980年ごろ。実に40年以上前のカメラなんですよね。全然NEWじゃないぞ、と。
Canon NEW F-1
NEWというからには当然NEWではないF-1もあり、初代が誕生したのは1971年。
1960年代にライバルであったニコンとプロ用機材の開発に勤しんでいたキャノンが満を持して世に送り出した最高の一眼レフ。
僕が購入したのはその後継機種であり、1980年当時の価格はレンズ付きで18万円程度。
プロ用カメラをうたっているだけあって、なかなかのお値段ですよね?
仕様やスペックなどはこちらをどうぞ↓
キヤノンのフィルムカメラ、F、ニューF-1をご紹介しています。…
完全マニュアル
完全マニュアルのカメラなんて触ったことはないのですが、いつも使っているSONYのRX1のおかげでかなりカメラの仕組み的な部分は理解してきたつもり。
2年くらい前に書いた今となっては懐かしい記事↓
元々SONYのNEX5というミラーレス一眼レフを使っておりましたが、あちこち連れまわして本体もボロボロで色々不具合も出てきましたので、意を決して昨年5月にこちらのSONY RX1RM2を購入しました。いまさらですが、1年近く使ってみた感想[…]
レンズは同じくCanonで、NEW FD 50mm 1.4を購入しました。
50mm単焦点でF1.4という明るさ!
デジタル一眼レフやフルサイズミラーレスでこの性能のものを買おうとすると、けっこういい値段すると思います。ちなみに5000円で買いました。
さらにちなみにカメラ本体は1万円ちょっと。いずれも某オークションです。
レンズ側でF値を決めて、本体のダイヤルでシャッタースピードを決めて、ピントリングを回して撮るのです。オートフォーカスや優先機能なんて無いのです。
本体のディテール
背面。さすが40年前のカメラとあってか、角の地金の色が出てきてますね。
いきなりカッコいいです。
中はけっこう綺麗でした。各部のモルト(カメラの中に外光が入らないようにスキマを塞ぐスポンジみたいなやつ)の劣化も見られません。
レンズのすぐ横の電池を入れる部分。
電池なんて、何に使うの?と思いきやこちらの機種は1/90以下の遅いシャッタースピードの場合は電子制御のようです。
あと、後述の露出計に照明が点灯します。
で、またこの電池が高くてビックリ(笑
互換品もあるようですが、最初なのでやめておきました、、
いまやカメラ用の電池なんて、相当生産数少ないでしょうね。
ファインダーをのぞいてみました。右にあるメーターが露出計。
明るいところで撮る時は前述の照明機能が役立ちます。
のぞいてレンズのピントリングを回してピントを合わせると、おお!と思わず声を発してしまいました(笑
撮影してみました
露出計の感覚がとっても難しいですが、室内で目いっぱい開放で撮った写真。
外で絞ってシャッタースピードもそれなりに早め。
色合いの良さに満足。
こちらは先日のプティットレジョン。
少し前の話になりますが、とっても美味しくて素敵なビストロへ行ってきた話。 最近まとめてブログを書く余裕がなく、どんどん書きたいことが溜まって困ってます、、 さて、お店を知ったのは、いつもとっても美味しい料理を食べさせてくれる中央区の[…]
まるで映画のワンシーンのようじゃないですか!(言い過ぎ)
道庁赤レンガ。
この時に気が付いていればよかったんですが、どうもシャッタースピードが高速だと切れなくてちょっと黒い幕が写ってしまってます。
まぁ、古いカメラだし、とりあえず1/2000は封印。
フィルム2本目。
ここでなんと光線かぶり。
日影だからと思って、あなどって外でフィルムを交換しようとしてしまったのが、おそらく原因っぽいです。(マズイかも?と思って、交換せずにすぐフタ閉めました。)
でもこの光線かぶりがフィルムらしくって雰囲気あったりもするんですよね。
フィルムカメラ素人なので、なかなか狙ってできるもんじゃないですけど。
光線かぶりはあるものの、かなり暗いところでも設定さえ間違えなければバッチリ。
僕の好きな自転車。
妻はこの写真を見て、フィルムカメラで撮った写真なの!?といいリアクションしてくれました。
40年前のカメラとは言え、プロ機材なのでバチっとハマればとてもいい写真が撮れますね。
時々お邪魔する近所のとてもセンスのいい雑貨屋さん。
フィルムカメラ練習してるんですー!と言って写真撮らせてもらいました。
早朝の散歩。中島公園にて。
この写真は、現像からあがってきて目にした瞬間ハっとしました。
こういう気持ちになれるのがフィルムカメラのいいところだなぁ。
銭函海岸。
同じく銭函の雰囲気ある喫茶店にて。
たくさん撮ってみて
Canon NEW F-1を購入して、おおよそ一ヶ月。
おそらく100枚くらい撮ったんですが、だいぶコツ?みたいなものを掴んできたように感じます。(もちろんまだまだだけど)
最初はフィルム1本につき数枚は失敗した写真(真っ暗になってたり)がありましたが、後半はかなり安定してきました。
上の写真のような少しピンボケなものもありますが、こういった写真も愛せるのはフィルムならではのように思います。狙ってはできないですけど。
というわけで、これからは時々フィルムで撮った写真もこちらに載せるかもしれないので、引き続きどうぞよろしくお願い致します!
それではまた!