ここ数日で札幌も一気に冷えましたね。さすがに積もりはしませんでしたが、路面も凍結して危ないので冬のはじまりは少しビビります。
さて、そんな中少しお休みをもらって旅行に行ってきました。
石川県輪島~金沢の旅
今回、石川県の輪島市と金沢市が主な旅先でありますが、新千歳空港から石川県の小松市にある小松空港は1日1往復しか飛行機が飛んでいないんですね。
午後の1便なので、行きも帰りも夕方に現地入りという感じなので慌てなくてよいのですが、今回の3泊4日中2日はほぼ移動でしたので、札幌から石川県に行く際にはゆったりした計画をおすすめします。
他には能登にも空港があるのですが、千歳からの直行便がなく羽田を経由しなければなりません。
名古屋から電車、という方法もあるみたいですが、名古屋に行ってしまうと名古屋でも一泊してしまいたくなりますよね(笑
輪島市へ
なぜ輪島まで?(しかも能登の先までは行っていない)ということから始めますが、僕の母親が輪島市出身で小さい頃に北海道に移住してきたんだそうです。
6歳くらいまでは輪島にいたらしいので、うっすら記憶もあるみたいですね(現在71歳)
母も輪島に帰ったりはしておらず、当然僕も行ったことはないのですが、僕が成人してから(祖父母はすでに亡くなっていました)母から輪島のことを聞かされ、実は祖父が輪島の名産品である輪島塗の職人だったことを知り、いつか行ってみたいと思っていました。
とにかく遠いぞ輪島市
漆の里、輪島市ですが、とにかく遠かったです。小松空港からレンタカーを借りておおよそ3時間。
空港を出発したのが17時前だったので、行程のほとんどは真っ暗闇でした。
北海道でも車の地方出張はけっこうあるのですが、真っ暗闇の3時間はなかなかないです。
ただ、のと里山街道という元々有料だった高速道路が無料開放されているので、金沢を抜けたあたりからはかなりスムーズでした。
漆の他にも海産物が名産
港町でもある輪島は海産物も名産品。
事前に調べていたこちらで晩御飯をいただくことに、間に合ってよかった…!
全然知らなかったのですが、フグが名産らしく、僕は炙り丼。妻は漬け丼。
とにかく長い時間の運転で、アラ汁が染みました…
宿泊はルートイン輪島で
今回宿泊したのはこちらのホテルルートイン輪島。
石川県輪島市マリンタウン1-2
[地図]
お目当ての朝市へ
翌朝は楽しみにしていた輪島朝市へ。
輪島はフグの他にカニも名産。毎年11月初旬にカニ漁が解禁されるのですが、今年から勤労感謝の祝日から4日間かにフェアなるイベントがありました。予定を立てたり飛行機を予約した際には全然知らなかったので、これはラッキー。妻大興奮であります。
朝市通りと呼ばれる通りに面して近海で取れたものが早速売られています。
僕ら夫婦は屋台なんかがガンガン出店してて煙モクモクなタイプの朝市を想像していたのですが、ちょっと違ってました(笑
朝市では網焼きスペースをレンタルさせてくれる所があって、お店で買ったものを焼いて食べられました。
写真はカニ、かます、ちょっとグロいですがフグの干物。
フグって高級魚のイメージがありますが、それほど高くなく、肉厚でとっても美味しかったです。
輪島の名産、香箱ガニを甲羅に食べやすくまとめてくれているのですが、これカニ面(かにめん)って言うこの地方の食べ方らしいですね。
僕はあまり珍味系が得意ではないのですが、珍味大好きな妻にはカニみそやら卵が混ざってたまらなかったようです。
猫は港町には欠かせませんね。
漆の作品を作られているYo-Kuさんへ
朝市のはずれにある築130年の建物をアトリエ兼住宅として使われているYo-Kuさんへ
作品ももちろん綺麗ですが、僕は築130年の建物に釘付け。
輪島出身でアーティストのご主人は長く関東で活動されていたそうですが、年を重ねてUターンして今は輪島で活動されているそうです。
築130年のお宅のお話、輪島塗のお話などたくさんお聞きして、すっかり長居してしまいました。
僕たちといえば喫茶
朝市からたまたま入った路地にお店を発見。右のcafeSKYではなく、左の建物。
あまりお店の情報はないのですが、輪島塗のお店と体験工房が併用されている茶蔵 中尾庵。
入り口からしておごそか。
メニューも輪島塗。テーブルもこれだけ反射してたら漆塗ってるのでしょう…
僕はぜんざい。妻はお抹茶。
ホットコーヒーでさえおごそか…
輪島の建物に限らず、昔は狭い敷地でもちゃんとお庭を建物の中に作ってたんですよね。
これがとっても良くて、どこからが外か中かわからないというか、まぁ北海道だと寒くてどうしようもないんですが、住まうことに対してかなり大切なことだと思いました。
輪島といえば(?)水ようかん
輪島と言えば、冬の水ようかん。
え?と思われるかもしれませんが、輪島では冬にお菓子屋さんが水ようかんを作るんですよね。
僕の実家でも謎に水ようかん文化があって、母や祖母が作ってくれていたんです。
北海道の人にこの話をしても「珍しいね」くらいにしか反応してもらえなかった我が家の謎文化もこれで解決。
母に聞くと母の実家は祖母が雑貨屋さん的なことをやっていたらしく、夏はところてん、冬は水ようかんを作っていたそうです。
あぁ、なんかそういう暮らししたかったなぁ(笑
といわけで、輪島でも老舗、こちらの中浦屋さん。
丸柚餅子が有名なこちらのお菓子屋さんですが、
店内のちょっとしたスペースで水ようかんをいただくことができました。(食べかけ)
水ようかんで有名なお店もあるのですが最盛期ではないようで、まだ作り始めていなかったりして、ちょっと時期が早かったです。
というわけで
というわけで、輪島の旅はこの辺で。
行きたいところはまだありましたが、あまり詰め込まずゆっくりすることも目的の一つだったので、ほどほどに輪島を後にしました。
次は金沢へ。
これ、記憶が薄れないうちにちゃんと書ききれるかな?(笑
それではまた!