せっかくブログを引っ越したのですが、最近なんだか忙しく、少しの間最近のことをあまり書けないでおりました。そしていざ書こうと思ったらflickrのメンテナンスでまたお預け…
滅多にはないんですが、こういう時、flickrを使っていると少々面倒ですね~。
さて、2週間も前のお話しになってしまいますが、札幌で活躍している木工作家、辻 有希さんの個展「I’M HERE」に行ってきました。
場所はBLAKISTON
札幌のインテリアデザイン事務所「mangekyo」が運営するBLAKISTON。
以前は国内外からセレクトした家具や日用品を店舗として販売しておりましたが、3年ほど前にこちらの部門を一時休止。
現在ではmangekyoの事務所兼カメラマンのスタジオとなっておりますが、時々今回のようなイベントやギャラリーとしての活動もしているようです。
僕は数えるほどしかお店には行っていないのですが、彼らのセレクトする日用品は、自分の生活にフィットしていて、日ごろのデザイン業務から磨かれたセンスやアウトプットの方法がとても良かったと記憶しています。
木工作家の辻有希さん
僕よりも5歳くらい年下の辻さん。お若い!
札幌を拠点に活動している木工作家さんで、木の器からオブジェ、モビールなんかも製作しており、どれも素敵なものばかり。
聞いた話ですが、東京で個展をやったりすると即完売!なんてこともあるそうです。
辻さんの活動内容などは彼女の素敵なwebsiteをご覧ください。
写真も素敵ですよね!
個展の様子
僕が個展を見させていただいたのは最終日。
一見これだけのものが、まだあるように見えますが、ほとんどの作品の横に小さくシールが貼って合って、売約済み!
アレもコレも欲しかったんだよな~。
ちゃんと写真撮影の許可いただきました。
今回の辻さんの作品群は、節があったり、木目が荒々しい材料を使いながらも繊細に仕上げられており、大変美しかったです。
このオブジェもすごい素敵でしたが、少し僕の力が足りませんでした。
スポルテッドという材料
こちらのかわいらしいオブジェにはスポルテッドという材料が使われています。
寄った写真がなくて恐縮なのですが、よく見ると木目に沿って まるで上から書いたような黒い筋があるのがわかると思います。
この筋があるのがスポルテッドという材料で、木になんらかの理由により入った雨水が原因で発生した腐朽菌の類らしいんですよ。
郊外に行くと、古い板張りでグレーになっている物置や納屋を見かけると思いますが、あの状態が木の内部でも起こってるんだと思います、きっと。(違ったらごめんね)
彼女の作品の様に丸く加工することで、さらに面白い形に見える気がしますね。
お皿を購入しました
今回の個展でタモ材のお皿を購入しました。
堅木系の無垢材って適度な重みがあっていいですよね~。
こちら、チャームポイント。
すぐ載せられるようなものが無かったので、お皿が届いた同じ日に「ハネモノなので」と分けていただいたアスパラを載せてみました。
荒い材料を使いながらも繊細で美しい辻さんの作品と、ハネモノであっても美味しさは変わらないアスパラが見事に調和した瞬間です。
少量生産につき、札幌でもなかなかお目にかかることができない彼女の作品ですが、HITOHARIさんという札幌のカバン屋さんで見られるようですね!
…
というわけで、素敵な木のお皿、大切に使いたいと思います。
それではまた!