British wax jacketを身にまとえ【Barbour BEDALE】

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少し前からその魅力に取りつかれ、僕の収集癖に火をつけているMade in Englandのジャケットがあります。

Barbour

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古着ブームが再燃していたり、専門のショップもできたりしているくらいなので、最近は外で見かけることが多くなった気がする、イギリス発のワックスジャケットブランド「Barbour」。

僕はオイルドジャケットと呼ぶ方が多いですが、おそらくワックスジャケットの方が一般的かと思いますので、当ブログではワックスジャケットに統一したいと思います。

その歴史は長く、100年以上もイギリスで確固たる地位を築いているアウトドアウエアブランドです。
イギリス王室ご用達で、バブアーを身に纏ったロイヤルファミリーは本当に素敵なんですよね。

Harper's BAZAAR

1894年創業、イギリスのアウトドア・ライフスタイルブランド、バブアーは、3つのロイヤルワラント(王室御用達の証)を授与…

本日は、好きすぎて抑えきれないこの情熱は一度アウトプットしないと落ち着かない!という想いの元キーボードを叩いている次第であります。

大事にしているコレクション、というよりはシーンに合わせた道具という意識の方が強いヴィンテージバブアーの魅力を少しずつご紹介できればと思います。

定番のBEDALE

barbour bedale

バブアーと言えば、このBEDALEをイメージする方が最も多いでしょう。
これは僕のファーストバブアーではありませんが、定番の形ということで、まずはこちらを最初にご紹介したいと思います。

BEDALEは現行品もありますので、入手しやすいですね。

年代の見分け方

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古いバブアーはこのように所有者の名前を書く欄があるタグがちぎられていることが多いです。
このタグに製造年が判別できる情報が記載されております。
タグの最初の数字二桁が製造年と言われており、消えかかっていますが、おそらく「91…」と始まっているのが読み取れるので91年製です。

ちなみにざっくりした年代であれば、70年代後半くらいからは上の王冠の個数でわかります。
王冠マークは英国王室ご用達の証で…とあまり興味ないかもしれないので割愛しますが、僕のBEDALEは王冠マークが3つなので「3ワラント」なんて言ったりします。
70年代初頭、それ以前はタグが黄色かったり、今とは全然違うタグが付いていてレア度が増すんですが、僕は正直その辺はあまり大切にはしていないです。

定番となったディテール

barbour bedale

僕のBEDALEはネイビーのワックスコットン、コーデュロイの襟、購入当初からピンバッジがついていました。
ワックスはほとんど抜けていて古いバブアーの香り(匂いではなく香りです)はあまりしません。
古いバブアーは独特の香りやワックスのベタつきがあると言われますが、全然気になりませんでした。

バブアーはコットンにワックスを塗ることで防水性と防風性を確保しているんですよね。

最近のワックスは独特の香りやベタつきはだいぶ軽減されているようなので、毛嫌いされることも少ないかと思います。

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バブアーの比較的新しめのモデルにはこのハンドウォーマーポケットがついています。
肌寒い日はこのポケットに手を入れるとかなり暖かいです。
僕はこのジャケットを仕事で現場に行く、完全な現場着として会社に置いているのですが、現場でポケットに手を入れたまま現場監督と話したりしていて、とっても失礼なやつなんですよね。

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寒いときは襟を立ててチンストラップを留めて着ることもできます。

経年変化もまた美しさ

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少し剥げてきたボタンと真鍮のリングジップ。
経年変化による美しさは新品では味わえないですよね。

リペア痕もまた味

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ところどころにリペア痕があるのですが、最初から現場に着ていくつもりで購入したので全然気にしてません。
けっこう綺麗にリペアしてありますよね、ちゃんとしたプロの仕事か、本国に送ると修理してくれるサービスもかつてはあったみたいですね。

実際に着てみて

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実はいつもお手伝いしている森林整備ボランティアにも着ていったことがあります。
昨年11月のお手伝い↓

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早朝は霜がおりるくらい気温が低かったので、通気性がほぼ無いワックスジャケットは、身体から出る熱がジャケット内で冷やされて結露し、内側がビチャビチャになるというエライ目に逢いました。
ビチャビチャに濡れた内側が冷えると、これまた寒いんですよね~…笑

バブアーをよく着ている友人も、自転車とは相性良くないんだよね~、と言っています、、

一応の通気穴もありますし、中間期であればこんなに結露することはないかと思います、たぶん。

barbour bedale

だがしかし!それにも勝る風合いと魅力がこのジャケットにはあると思っていて、とにかく袖を通すだけでこんなにもアガるジャケットはそうそう無いのでは、と思っています。

それなりに自分も年齢を重ねてきて、ファストファッションやボロボロになったら使い捨てるというプロダクトよりは、修理できて長く着られる方が、自分と同じように年齢を重ねていくのを見守れることができるような気がして、長く愛せるのではと思っています。

イベントのお知らせ

2月25、26日で札幌のシューケアのお店、Brift  H(ブリフトアッシュ)さんでイベントがあるようですね!
東京は渋谷にあるヴィンテージワックスジャケットのお店「British wax-jacket market」さんのポップアップイベントが開催されます。

British wax-jacket marketは先日の東京出張の時に寄りたいお店だったんですが、まさかの平日はやっていない、ということで断念していた経緯もありましたので、僕的にはかなり楽しみにしているイベントであります。

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神奈川県逗子市に店舗を置く英国のビンテージワックスジャケット専門。販売に加えリペア、リワックス、カスタマイズなどのメンテ…

バブアーについては前々から書こう書こうと思っていたので、決してイベントに合わせて書いたわけではありません(笑

というわけで、本日はこの辺で。

それではまた!

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