というわけで黒岳に登ってきた話、後編。
前回の話はこちらから↓
みなさま、シルバーウィークの最後の三連休、いかがお過ごしでしたでしょうか。 我々は上川の大雪山連邦・黒岳に登ってきました! 黒岳のお膝元、層雲峡へ 層雲峡は北海道上川郡、その名の通りまわりを大雪山連邦をはじめとする山々に囲まれた[…]
空の変化もまた良し
登山中は晴れたり曇ったり、ちょっと雨が降ったりといった感じでしたが、これがまたなかなか良かったんですよね。
雲が晴れて視界が開けた時の晴れやかな気持ちや、うっすらとした雲越しに見る紅葉もオツなものでした。
途中ちょっと休憩。
登山道は岩場が多かった印象。
雨で滑りやすくなっていたので、グリップの効くシューズや登山靴がよいですね。
雲海の中から現れる山々に一喜一憂する瞬間。
休憩中や行動食に、ドライフルーツとアーモンド、ココナッツチップスを混ぜたものを時々食べました。
ドライフルーツってけっこうカロリーがあるらしく、普段つい美味しくて食べてしまうんですが、食べすぎ注意です。
山は10℃前後と想像していたより暖かく、登山中はけっこう暑くなるのでいろいろ組み合わせられるような服装が望ましいですね。
ご覧のような岩場を登っていきます。
僕のトレッキングポールを一本貸して使ってもらいましたが、あるのと無いのでは安心感が全然違うようですね。
思ったよりも急勾配のところが多々あったので、下りは特に助かりました。
トレッキングポールについてはこちらをどうぞ↓
登山の時、トレッキングポールって使ってますか?僕は2~3年前くらいから近場ではありますが、登山をするようになりました。自転車の乗れない(乗ってるけど)冬だったり、いい季節のキャンプと登山を組み合わせたり。割と気軽に登れる近所の山には登山口[…]
環境保護の為、なるべく先端のキャップは付けたまま登りましょう。
少し開けたとこに出ると目の前に「まねき岩」と呼ばれる特徴的な形をした岩が姿を現します。
もうちょっと晴れたらきっと絶景だったでしょう(笑
でもこういう雰囲気もけっこう好きです。
この岩を横にさらに上へ。
奥に山の斜面が紅葉しているのが見えますね。
見下ろしている写真です。斜面が紅葉していてきれいでした。
頂上へ!
そして頂上。1984m付近です。遠くには紅葉している赤岳。
ここまでで、おおよそ1時間半くらい。
休憩も入れて割とゆっくりしっかり登りました。
黒岳石室へ
聞いたことある方も多いと思いますが、ここから黒岳石室へ向かうことにしました。
リフト降りて、1.7kmで頂上。そこから少し下って0.8km先に石室はあります。
上の写真は頂上を振り返ってみたところ。
視界最悪ですね(笑
雨も少し降ってきて、頂上は気温も7℃くらい。
登って汗もかいていたし、油断するとすぐ風邪ひいてしまうので服装には十分な準備が必要ですね。
ふたたび晴れてきた
遠くに見える建物が石室。この風景を見て、ネパールみたいだ!と言っていました(笑
もちろんネパールには行ったことありません。
この辺りの開けた風景はとっても良かったので、たくさん写真撮りました。
ちなみにサングラスはあくまでも撮影用で、メガネを外すと全然見えないそうです。
危ないのでコンタクトをしてください。
石室到着
たしかにちょっとネパールっぽい(笑
登山者で大変賑わっておりました。
みんなシングルバーナーやジェットボイルでお湯を沸かして休憩してたんですが、この日僕らは何も考えずにいたので、熱源を何も持ってきておりませんでした、、
これは激しく失敗。
せっかくいろいろ持ってるのに、セイコーマートのおにぎりで休憩。
気温も低いので、温かい飲み物飲みたかったなー。
左の建物、一応バイオトイレなんですが、登山者が来すぎてオーバーユースになってしまって使えませんでした。
この日は携帯トイレを使って、ここで用を足すというだけの建物に。
ちなみに石室の隣にはキャンプスペースがあります。
こんなところでのキャンプ憧れますね~。
いつかはここを拠点にして、周囲の山を登ってみたいですね。
売店とかもあって(石室Tシャツとか売ってる)ある程度の飲み物は買えたりするんですが、ここで働くってすごいですよね。物資の運搬も超ハード。
そして下山
途中、けっこう雨が降ってあまり写真も撮れませんでしたが、層雲峡側まで戻ってくるとすっかり晴れてきてました。
見事。
まったく頭にありませんでしたが、黒岳にはシマリスがたくさん住んでいるようです。
登山道の脇、運よく花を食べているところに遭遇しました。
そして最後には虹のご褒美。
虹を見下ろす機会なんてそうそうないですよね。
そして、来た経路と同じく、リフト→ロープウェイで層雲峡まで。
さいごに
今回、あまり下調べしなかったので、もうちょっとこうすれば、、なんてこと(主に石室での休憩)もありましたが、割としっかり登山する装いと気持ちで行ったので、とっても楽しめました。
登山コース自体も山頂までは1時間半でしたが、石室で休憩したりなんだかんだで、10時半入山、下山して層雲峡を出たのは16時くらいと、目いっぱい休みを楽しめたのではないかと思います。
そんなに頻繁に登山する方ではないので、足は疲労感たっぷりになりますが、いい運動といい景色で毎回大変満足しています。
もうちょっとで雪が降ってしまう北海道ですが、本格的に積もる前にまたどこかに行きたいな~と思っています。