先日の受賞でいただきました、こちらの本所工研、真鍮製のフェンダー。
ビカビカのまま付けるのも良いと思いますが少し照れるので、できれば真鍮の使いこんだ雰囲気になればなぁ、と仕事でお付き合いのある金属加工の作家さんに相談してみました。
真鍮製のフェンダーをいただいた記事はこちらをどうぞ↓
先日のsim worksさん主催のinstagramフォトコンテストの大賞受賞のプライズが届きました。sim worksさんのパッケージング、ほんと好き。受賞に関しても書いておりますので、こちらもどうぞ↓[sitecard subtitl[…]
とりあえず工房に行ってきました
札幌のお隣、江別市にある氏の工房。
こんな風景の中にプレハブを建てて制作活動を行っております。
ところせましと並べられている機械類や作業机、こんな場所を見せられただけでもワクワクしますよね。
ちなみに何度か遊びに来ていますが、10年くらい前に裏の畑で取れた野菜で収穫祭と題して、一度ここに泊まったことがあります(笑
差し入れにサンドイッチを買っていったので、作業前に一緒に朝ご飯食べました。
この日は5時くらいから畑仕事してたそうですよ(笑
作業へ!
本当は自分でやってみたいと思い電話したのですが、自分では全然手に入れられない劇薬を使うっぽかったので、あきらめて持ち込みでやってもらいました。
必要なもの
まずはこちら。ラベルが剥がれかかってめちゃくちゃ怪しいですが、硫化カリウム。
すごい硫黄の匂いがします。
トレイに移して、(固形なんだね)
お湯に溶かします。分量どのくらいって全然ないみたいですね。
とにかく湯沸かし器から直接ジャーって入れてました。
そしてもうひとつ、この青い液体は銅を硫酸で洗った際に出る液体なんですって。(うろ覚え)
ちょっと扱い方を間違えると、すぐ煙とか出るらしいです。
分けてくれるようなことを言っていただきましたが、丁重にお断りしました。
分量はザバっとひとすくい。
やってみよう!(やってもらう)
工程1:お湯でよくあたためる
この作業、けっこう大事らしいです。
まずはフェンダーをお湯でよくあたためます。
化学反応がおこしやすくなるそうです。
工程2:お湯でとかした硫化カリウムを塗る
その辺にあったスポンジで塗ってたけど大丈夫かな?
工程3:お湯でよく洗う
この工程は必須なようです。次の工程で青い液体を塗るんですが、きちんと洗わないと白い煙が出てくるそうです。
工程4:青い液体を塗る
青い液体を塗るとすぐに変色してきます。化学反応ってすごい!
もうすでにいい感じですよね? だいぶ照れる感じがなくなってきました。
工程2~4を繰り返す
あとはこの作業を繰り返して変色させていきます。
本当に真っ黒にすることもできるんですが、真鍮っぽさは残したいので僕は3回でやめておきました。
どんどん色が変わって楽しいのですが、やりすぎ注意ですね。
3回やってこんな感じです。なにこれカッコいい!!
あとはまたきれいにお湯で薬品を落とすだけです。
できました!
変色の仕方がムラムラなのもたまりませんよね?
ところどころ玉虫色に見えたり、かなりいい雰囲気なんじゃないでしょうか。
磨けばまたすぐ元の輝きを取り戻すのも真鍮のいいところですよね。
そんなわけで、僕の趣味に付き合っていただくことになってしまいましたが、終始すっごく楽しそうでした(笑
真鍮製のフェンダーなんて見たことなかったらしく(僕もなかったけど)すごい食いつき。
このフェンダー、とっても魅力的なのでまだまだ色々できそうな気がしますね~。
無事自転車への取り付けも終わりましたので↓こちらも合わせてどうぞ!
先日より少しずつお話しておりますsim works×honjoの真鍮フェンダーですが、おかげさまで各方面より反響いただいております。 ついに取り付けるぞ 本所のフェンダーってけっこう取付けが大変だと聞いていたので、最初から自分で付け[…]