というわけで、続きです。
前回のお話はこちらからどうぞ↓
自転車に乗る人ならば誰しもが憧れるオーダーフレーム。 僕も5年前に東京で活躍しているRew10worksさんにフレーム製作をお願いしました。 カメラで写真を撮っているのはビルダーの池田氏。 後ろにいるのは当時Blue Lugの塗装部門、[…]
予期せぬ問題が浮上
リペイントに関しては以前も塗装をお願いしているRondに塗装の相談をしています。
Rondにお願いしていたステムのマッチペイントが昨日出来上がってきました。 前回の依頼した話とRondのカスタムペイントについてはこちらからどうぞ↓ [sitecard subtitle=関連記事 url=https://masahir[…]
ある日、「ヘッドバッジどうしましょう?」というメールをもらいました。
えっ、そんなの外して塗るに決まってるじゃん!と思ったんですが、現状はなかなかそうはいかないみたい。
接着だったり、ネジ留めしていることが多いようなんですが、上の写真の通りリベット(鋲)で留まっています。
ビルダーに直接問い合わせて聞いてみたところ、基本当工房ではないと難しく、金属加工に造詣がある人ではないと脱着はできないというお返事をいただきました。
かなり手間が掛かるけど、外してもらうのに一回送って、リペイント後にまた送る、なんてことも考えましたが、かなり現実的ではないので悩みました。
マスキングしてうまく塗る、なんて絶対あり得ない(笑
心当たりがありますよ
お仕事で付き合いのある金属加工を得意とする作家さん。
過去にピッカピカの真鍮のフェンダーを薬品で曇らせてもらったりもしているので、ブログ読んでくれている方はご存知かも。
金属加工に造詣、ありまくり。
先日の受賞でいただきました、こちらの本所工研、真鍮製のフェンダー。 ビカビカのまま付けるのも良いと思いますが少し照れるので、できれば真鍮の使いこんだ雰囲気になればなぁ、と仕事でお付き合いのある金属加工の作家さんに相談してみました。 真[…]
とりあえず写真を送って聞いてみたところ、できそう(!)とのことで、持ってきてとのありがたいお言葉をいただきました。
早速行ってきた
週末の朝っぱらから江別のIC付近にある工房にお邪魔してきました。
自転車と言うと専門ではないので構えてしまったそうですが、一度触るとそこは普段扱いなれた金属塊。
パッとパイプの中をのぞいて、どうすれば脱着できるか頼もしい答えをいただきました。
手早く確実な作業
ポンチを打つ
リベット留めの場合はリベット部分にドリルで穴を開けて取り除かなくてはいけない、とのこと。
壊して外すってすごいよね、、
こんな風にポンチ(って言いたい)を打ってドリルの芯がずれないようにマーキング。
ドリルで穴あけ
大丈夫だと、信頼はしてるんですが、いざドリルを当てると緊張しますよね、、
まずは小さい穴を開けるそうです。たしか1.5mmのドリル。
ドリルで穴あけ2
作業中にこんな近くで写真撮らせていただいて感謝…。
次はもうちょっと大きいドリル。たぶん2.0mmのドリル。
ドリルで穴あけ3(反対側)
続いて反対側。先ほど開けた方は、見事リベットが除去されていますね!
とれた!
僕の心配をよそに、バッジ本体を傷めることもなく、ものの10分くらいで外れました。
すごい!頼もしすぎる!
ちなみに氏はこんなものを普段作っています。
銅と真鍮製のノミのぐい呑み。頭の部分がフタになってて、パカっと開いて飲み物を注げるようになってます。
ノミと呑みをかけた、それはそれは秀逸な作品。
こちらも基本はリベットで固定されているようなので、今回のような作業や取付もお手のもののようですね!
というわけで
というわけで、きれいに外してもらって、今はフレームをRondに預けています。
できあがりが楽しみー!
Vol.1とだいぶ異なるテンションで書いていますが、あっさり取れたことが相当嬉しかったので、ご容赦ください。
それではまた!